「NOTHING ABOUT US WITHOUT US」(私たちのことを私たち抜きに決めないで)というスローガンがあります。世界中の障害当事者が参加し、「障害者権利条約」(2006年国連採択)を作ったときの合言葉です。

「私たちのことを私たち抜きに決めないで」ということばの背景には、無力な存在とみなされ、自分の人生に関わることであっても自らが選択・決定することが許されてこなかった障害者共通の経験があります。「保護」という名の下の「支配」からの脱却を求め、対等な市民、つまり自分たちも「権利の主体」であることを強く訴える叫びです。これは普遍的な人権宣言です。

今の世の中、私たちのことが私たち抜きに決められることだらけです。そのような中、お仕着せの研修ではなく実践をもとに子どもの権利条約に根ざした民主教育を練りあげていく「自主教研」、安心して働ける労働条件と環境を自らの手で勝ち取っていく「生活闘争」は、広教組運動の二本柱であり、「私たちのことを私たち抜きに決めないで!」の具現化です。

戦後の厳しい環境の中、広教組は結成されました。子どもにとっての最善を追求する立ち位置から、自分を見つめ、社会を見つめ、考え、声に出し、行動していくことが、広教組の原点です。

「私たちには、安心して働き、自分の人生を幸せに生きていく権利がある!それは、子どもたちのゆたかな学びに必ずつながる!

ともに力をあわせていきましょう!

広教組執行委員長 頼信 直枝